診療案内
1) 高脂血症の名前が脂質異常症に変わりました。総コレステロール
が220以上、または空腹時中性脂肪が150以上、またはHDLが
40以下で高脂血症でした。善玉が低いのに高脂血症と呼ぶのは
おかしいとして脂質異常症になったのですが、中身は同じです。
2)(LDL(悪玉)=総コレステロール−HDL(善玉)−中性脂肪÷5)の関係が
あります。なお中性脂肪が400以上と高い場合は、値が狂います。
3) 悪玉コレステロールか中性脂肪の数値が何度も、著しく高い場合や、
他に糖尿病、高血圧症を有する場合、必要に応じて食事指導や運動指導をいたします。肥満のある方には減量をすすめています。なお善玉が少ない方には、できうる限り運動療法をすすめています。
4) 投薬に関しては、それぞれの脂質の値、糖尿病などの合併症などの状況を参考にして、適していると思われる薬剤を選択しています。
5) 合併症などの検査
a手足の血管の動脈硬化の検査(血管年齢検査)
bアキレス腱肥厚の検査(若いときから悪玉コレステロールが高いと、
厚くなることがあります。)
c頚動脈のエコー;首の動脈は超音波エコーで直接、血管壁の厚さが測定
できるようになりました。
6)2次性高脂血症の検査
ホルモンの異常や腎臓機能異常など特別な原因が疑われた場合、
その原因を調べ、必要に応じ専門医療機関にご紹介いたします。
7)健康手帳(自家製)をお渡しし検査結果などを記載して、自己管理に
役立てて頂いています。
脂質異常症(旧称;高脂血症)
の診療に関して
更新:令和2年1月18日